アカヒレTanichthys albonubes Lin, 1932

  • 記載

    Lin, S.-Y. 1932 (22 July) New cyprinid fishes from White Cloud Mountain, Canton. Lingnan Science Journal, Canton v. 11 (no. 3): 379-383.

  • 分類

    コイ目 コイ科

  • 原産地域

    アジア、東南アジア

  • 原産地

    中国, ヴェトナム

  • 成魚サイズ

    3cm

  • 流通名

    アカヒレ, コッピー, ホワイトクラウドマウンテンフィッシュ

在庫情報

2018.09.07更新

  • SSサイズ1尾

    45円

  • SSサイズ5尾

    200円

  • SSサイズ10尾

    350円

  • S5尾

    400円

  • S10尾

    700円

フィンスプレディングする雄

正体はアカヒレと言われる有名な中国原産温帯魚種です。
金魚やフナと同じ仲間。
低温に強く、東京なら冬越しもしますし、凍っても死にません。
寿命は短く、3年ほど。
親は稚魚を食べないため、カメやバケツに入れておけば
数十倍にも増やす事が可能です。
プラゼール水生生物研究所では、水道水を水替えせず、1リットルの水で
3年間飼育し続けたことがあります。
実際は小型の熱帯魚なら、ほとんどこの方法で飼育できますが・・・。
ご提供する個体はSM~Lサイズ全長約2~3cm内外の魚です。

SSサイズ1尾¥45、5尾¥200、10尾¥350.

送料:基本はヤマト宅急便にて配送。東京からおおよその規定料金¥980~とします。 
   同梱も可能。

配送:東京荒川区の店舗から往復30分内外の地域へ配送致します。
   料金は一律¥900です。内容は生体、器具などです。
   配送時間はご相談ください。
   メリットは生体が当日着きますのでダメージがありません。
   発泡スチロールなどのごみが出ません。
   宅急便より割安です。まとめ買いは非常にお得。

注意:お受け取り日時の指定が無い場合、即日発送、
 もしくはこちらの都合で発送致します。
   お受け取り日時は、都合により変更になることがありますので、
   悪しからず、ご了承ください。
   店頭での販売は、外税価格になります。

詳細説明

  • 若雄
    若雄
  • 成魚 雄
    成魚 雄

本種アカヒレ:タニクチス・アルボヌベス Tanichthys albonubes は背鰭と腹鰭、尻鰭の縁辺が白く縁どられ、体側に細い青黒色とやや幅の広い白~オレンジの縦縞がある。
体色は灰褐色で背面は濃い褐色となる。
背鰭と尾鰭中央が赤く染まる。アカヒレのゆえんである。
幼魚期は目と体側のラインが著しく光るため、外国では貧乏人のネオンテトラとも呼ばれていたらしい。
中国の原記載地では、既に絶滅の危機にあるとされるが、容易く繁殖させられるため、養殖個体は世界中に輸出されている。
生息地はヴェトナム北部からハイナン島、中国南部に至る。
2024年現在、アカヒレ属 Tanichthys には6種類が認められている。
その中の1種タクバエンシス T. thacbaensis については疑問の余地がある。
この種類は、口器の位置や尻鰭の形状にアカヒレ属とは異なる形質が記載から認められる。
記載論文にはイラストがあるのみでカラー写真は無いため細かい色彩の確認は出来ない。
おまけに2個体のタイプ標本を失くしており、その後も採集されていないため、他種との比較ができない。
研究者の何人かは、タクバエンシスはアフィオキプリス Aphyocypris の一種ではないかと考えているようである。
残る5種に関しては、各鰭の色彩と、体側のラインの様子でおおよそ分類することが出来る。
ミカゲンマエ T. micagemmae はベトナムアカヒレとして流通している(本HP参照)。
フラヴィアナリス種 T. flavianalisは、背鰭と尻鰭、腹鰭の縁辺が赤または黄色で、体側に走る青黒色の細ラインの上部の白線はやや細くあまり明瞭ではない。
筆者は、この種類が、ロングフィンカーディナルアカヒレの原種ではないかと考えている。
アルビヴェントラリス種 T. albiventris は背鰭の縁辺が赤く、尻鰭と腹鰭の縁辺は白く縁どられ、体側の青黒色のラインは細く、上方の白線も細くあまり明瞭ではない。
残るクエネイ T. kuehnei は5種のなかで最も地味である。
鰭の赤味は少ないが、逆に体側の青黒色のラインは明瞭で上方のラインは白ではなくやや赤みを帯びる。
各鰭の縁辺は色彩がほとんど無いが、その内側に薄い黒線が認められる。
これらの魚種はヴェトナムから中国にかけての小河川に生息している。
フラヴィアナリスはアカヒレと共にハイナン島に生息している。