コリドラス・スプレンデンスCorydoras splendens (Castelnau, 1855)

  • 記載

    Castelnau, F. L. 1855 Poissons. In: Animaux nouveaux or rares recueillis pendant l'expédition dans les parties centrales de l'Amérique du Sud, de Rio de Janeiro a Lima, et de Lima au Para; exécutée par ordre du gouvernement Français pendant les années 1843 a 1847 ... Part 7, Zoologie. Paris (P. Bertrand). v. 2: i-xii + 1-112, Pls. 1-50.

  • 分類

    ナマズ目 カリクティス科 コリドラス

  • 原産地域

    南アメリカ

  • 原産地

    ペルー, コロンビア, ブラジル

  • 成魚サイズ

    7cm

  • 流通名

    ブロキス・スプレンデンス, エメラルドコリドラス, ハイフィンコリドラス

在庫情報

2019.05.13更新

  • 1尾

    1300円

ワイルド個体

カリクティス類。

本種は最も一般的な種類ですが、ワイルド個体の輸入はあまり多くありません。
多くは東南アジアのブリード物です。
グリーンに光る体色は、本種ならではのものです。
若魚では背鰭が大きくなり、セルフィンコリドラスの別名で
呼ばれることもあります。
比較的大型になり、大きな個体では、全長8cm程になります。

今回ご提供するのは、全長約6cmのワイルド個体です。
1尾¥1300。

送料:基本はヤマト宅急便にて配送。東京からおおよその規定料金¥980~とします。 
   同梱も可能。

配送:東京荒川区の店舗から30分以内の地域へ配送致します。
   料金は一律¥900です。内容は生体、器具などです。
   配送時間はご相談ください。
   メリットは生体が当日着きますのでダメージがありません。
   発泡スチロールなどのごみが出ません。
   宅急便より割安です。まとめ買いは非常にお得。

注意:お受け取り日時の指定が無い場合、即日発送、もしくはこちらの都合で発送致します。
    お受け取り日時は、都合により変更になることがありますので、
    悪しからず、ご了承ください。
     店頭での販売は、外税価格になります。

詳細説明

現在の分類と学名

カリクティス科 Callichthyidae は近年大きく変化している。まずカリクティス類は幾つかの属に別れたが、他のグループでは、以前創設されたスクレロミスタックス属 Scleromystax が復活し、本種が属していたブロキス属 Brochis が消えようとしている。
本種は、長くブロキス・スプレンデンス Brochis splendens として知られてきた。しかし近年の研究手法である分岐分類法により新たな提案がなされた。
これは2003年にブリット Britto, M.R. が、83もの全身骨格のパーツを、この方法により研究した結果、ブロキス属魚種は、アエネウス Corydoras aeneus、ラバウティ C. rabauti、ジガータス C. zygatus、エクウス C. eques とより近縁であり、他種のコリドラスとの関係においても近縁でその中に含まれてしまい、独立させる必要は無いと判断したのである。
またこの論文では、バルバータス Scleromystax barbatus を代表とする幾つかの種類で、系統的にコリドラスより離れており、どちらかと言えばアスピドラス属 Aspidoras に近いといった結果が出ている。それにより139年も前に創設されたスクレロミスタックス(1864)を復活させ、その中にバルバータスやマクロプテルス Scleromystax macropterus などを移したのである。
このことにより、コリドラス亜科 Corydoradinae は3属に再編され、スクレロミスタックスとアスピドラスはアスピドラス族 Aspidoradini に、コリドラスは旧ブロキスを含むコリドラス族 Corydoradini にまとめられた。
私達からしてみれば、形態、色彩、カラーパターン、成長による変化など、他のコリドラス類と比較し明らかに異なる種類を、同属にしてしまうことにはかなり疑問を感じる。
また、この手法に関しても、まったく人為的な感覚を排除しているとは言いがたく、それによって結果は大きく変わってくる。
しかしながら、論文により発表された結果は、論文により覆す以外方法は無いのである。
よく知られた形態分類と、近年一般的になった遺伝子を使用する分子分類が、矛盾無く一致することが望まれる。