ブラジルでリオと言えば、河と同時に、リオ・デ・ジャネイロ(一月の河)を指すことが多い。
市内の山から撮ったこの写真を見ても、リオが世界でも有数の観光地であることがうなずける。起伏に富んだ陸地と、入り組んだ海岸線を持つ独特の地形が、この都市の魅力を引き立てている。
とにかく美しい。
海岸線に立ち並ぶいくつもの高層マンションやホテルの間を、車は勢いよく走り去る。
そして、人はゆったりと散歩する。
市街地のどこからでも、小さな山を見ることができる。
これもリオの面白さの一つ。
海岸線の車道を渡れば、白く輝く浜辺が待っている。
レブロン
レブロン、イパネマ、コパカバーナ。 リオの世界に知られたビーチである。昼の美しく明るい浜辺も、夜は泥棒引ったくりの活躍する危険な浜に変貌する。 自然の本質は変わらない。変えているのは全て人の仕業である。
バルバ
リオの郊外はすぐに山になる。日本のどこにでもある風景ではないか。日本と書かれても見破れまい。
誰が言ったか、バルバは清流に棲むと。この川はお世辞にも清流とは言えまい。
このような川にこそ、美しい大型のコリドラス・バルバータスが生息しているのである。
日本に輸入されるバルバのほとんどは、リオデジャネイロ産であり、彼らはこのような河川から採集され、やって来る。この川には生活汚水が流れ込んでいた。さらに水温も高い。
上流まで調査したが、清流になった上流部には、1尾のバルバも発見できなかった。
採集されたバルバータス。多少の大小はあるものの、同様の大きさの個体が、 群れを作るようである。
これぞコリドラスの王様バルバ、といえる個体。黒い体に輝く金線を見よ。
多くのロリカリアが同時に採れている。これも栄養たっぷりの川には腐るほどいる。
恐らく2年魚の群れであろう。一網でこれだけ採れた。いるところにはいるものである。 これも、富栄養化した川のおかげか。
プレコ
同地域に生息していたブッシープレコ。これもかなりの数が生息している。
子供達が潜って撮ってきてくれた。