漁師で賑わうベレンの港

写真は、漁船の船底からドラドキャットフィッシュを放り出している所。
80~120cmもあるドラドキャットが、氷蔵によりアマゾン下流の沖合いから運ばれて来る。30分以上にも渡り、放りだされる魚は、おそらく100本近くに及ぶのではないだろうか。
これがほぼ毎日のようにくり返される。魚もいなくなるはずである。勿論これらは全て食用。 いる所にはドラドキャットなど腐る程いるのである。ようするに珍しくも何ともないのである。

ドラードキャット

船底から出された大量のドラドキャット。この何倍もの魚が一度に水揚げされる。 もちろん食用。中型の木造船が何隻も岸壁に横付けし、数時間もかけてドラドキャットを水揚げする。これが週に数回繰り返される。魚は氷蔵されており、話ではアマゾン河口の沖合いで、買い付けてくるとの事であった。
乱獲のためか、現在では資源量が激減しているとの話しもある。

ピライーバ

魚市場で売られていたピライーバの頭部。タバコ箱との比較で、その大きさが知れるだろう。 これほどの大物は珍しい。

大型ナマズの歯はおろし金状の歯板を形成する。そこには尖った小歯が多数生えている。

上記の個体の物だろう。輪切りにされたピライーバの体。とてつもなく大きな魚のステーキができる。ナマズ類は、食用にされる魚の中では最も重要な魚種であり、一般的な食材でもある。

ジュリー環境

ベレン郊外の水浴場。白い砂、コンクリートの護岸と川に下りる為の階段、対岸に見えるあずまや。休日になれば多くの人で賑わい、水遊びに興じ、バーベキューを楽しむ。 だが我々はここに魚採りにやってきた。この茶色の水の中に無数とも言えるコリドラス・ジュリーが生息している。

遠くの橋では、少年達が飛び込みの最中。 「アマゾンの子供は両棲類(両生類)だ。」とは、かの開高健の言葉だ。

コリ夜間採集

コリはプロなら夜採る・・・らしい。小生は夜も昼も採る。網はレースのカーテンを使用。
こんな程度の採り方なら、いなくなるはずも無い。コリは沸いて出て来る。